私には先輩がいる。学生なのだから当たり前ではある。たくさんの先輩がいる。その中でも特に関わりの深い先輩が二人いる。 一人はズルい先輩で、もう一人は怖い先輩だ。 ズルい先輩はいつも紅茶を飲んでいる。いつもとは文字通り"いつも"である。戦車に乗っ…
まどろみの中で眼だけが開いている。 90度ずれた世界か天井。 駄目な時間は長方形に羅列された文字を見て過ぎる。 一瞬。長いはずの一瞬。中の明るさはすぐ外に負ける。 聞こえて来るのは新聞。目覚めの象徴は眠気のスイッチとなる。 手付かずの数々。片付か…
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