ぼつねん☆がっぴ

陰キャのブログです。

あたしね、夜は好きなの。お星さまが綺麗で。でも時にはとても恐くなってしまうの。やっぱり嫌いかも、夜。でも好き。

バイト終わり、自分と同じくらいの年代の男女が「明日は休みだから―」と手を繋いで楽しそうに歩いている。
それを横目に俺はぼさぼさの頭で汗だくで、自転車のかごにカバンを乗せていた。
急ぎの用があるわけでも無いのに立ち漕ぎする帰り道。街灯もほとんど無い細い道の端に男性が立ち止まって上を向いていた。
速度を落として見上げてみると星空が綺麗で、ああ今日は良い天気だったもんなと。明日も多分良い天気だろうな、と思いながら少し手を伸ばしてみる。
君の名は。」みたいだねと思って、自分にも運命的な出会いが無いかなと少しキョロキョロしてみるとゴミ捨て場くらいしか目に入らなかった。
銀杏BOYZの歌詞を借りるなら"世界のどこかにきっと僕を待っている人がいる"
もう21歳だけどまだ21歳。
明日は休みだから朝イチで散髪に行くとするよ。